【見積もりが安すぎた…】手抜き工事の代償は高くつきます。プロが教える屋上防水「施工不良」のリアル

New

「数百万かけて大規模修繕をしたばかりなのに、もう雨漏りしてきた」

「屋上の床が風船のように膨らんで、ブヨブヨしている」

もし、あなたの管理するマンションでこのような現象が起きているなら、それは不運ではありません。高い確率で人災、つまり「施工不良」です。

多くの管理組合様は、工事を発注する際「相見積もり」を取り、少しでも安い業者を選ぼうとします。コスト意識は大切ですが、建設業界には「安かろう悪かろう」という残酷な真実が存在します。

なぜ、プロが施工したはずなのに不具合が起きるのか? その裏側には、見積書には決して書かれない「手抜き」の実態があります。




■そもそも「施工不良」とは何を指すのか?

一口に施工不良といっても、単に見栄えが悪いだけではありません。建物の寿命を縮める致命的な欠陥を指します。

一般の方でも発見しやすい代表的な症状は以下の通りです。


膨れ(ふくれ): 防水層の下に水分や空気が入り込み、水膨れのように浮き上がっている状態。

破断(はだん): 防水シートや塗膜が裂けている状態。地震の揺れや気温変化への追従不足で起こります。

水たまり(勾配不良): 工事後なのに水が流れず、常にプールのように溜まっている状態


これらは経年劣化(寿命)でも起きますが、工事完了から1〜3年以内に発生した場合は、明らかに施工時のミスです。



・【プロの断言】材料のせいにする業者は信用できない


不具合が出た際、言い訳がましい業者は「この塗料のメーカー品が良くなかった」「想定外の天候だった」と言いますが、これは嘘です。

現在の日本の防水材料(ウレタン、シート、アスファルトなど)は非常に高品質です。メーカーの指定通りの手順で施工すれば、そう簡単に不具合は起きません。

つまり、施工不良の原因の9割は「職人の腕」と「モラル」にあるのです。




■なぜ起きる? 施工不良を生む「3つの手抜き」

では、具体的に現場でどのような「手抜き」が行われているのでしょうか。

プロの私たちが現場調査に行くと、「ああ、前の業者はここをサボったな」と一瞬でわかります。特に多いのが以下の3点です。



・1. 見えない「下地処理」の手抜き


防水工事で最も重要なのは、新しい材料を塗る前に行う「下地処理(清掃・補修)」です。

汚れやコケが残ったまま、あるいはひび割れを埋めずに上から防水材を塗るのは、「砂浜の上にセロハンテープを貼る」ようなものです。すぐに剥がれて当然です。

しかし、下地処理は完成すると見えなくなってしまうため、悪い業者はここを徹底的に省略して利益を出そうとします。



・2. 「乾燥時間」の無視


ウレタン防水などは、液体の材料を何層にも塗り重ねて厚みを出します。一層塗るごとにしっかりと乾燥(硬化)させる必要がありますが、これには時間がかかります。

「工期が足りない」「早く次の現場に行きたい」という業者は、生乾きの状態で次の層を塗り重ねます。すると、中に水分が閉じ込められ、後から蒸発して「膨れ」の原因になります。



・3. 材料の「ケチり(規定量不足)」


メーカーは「1平方メートルあたり何キロの材料を使ってください」と定めています。これによって必要な「厚み」が確保されます。

しかし、極端に安い見積もりを出した業者は、利益を出すために材料費を削ります。本来10缶使うべきところを7缶で薄く引き伸ばして塗るのです。

完成直後は綺麗に見えますが、ペラペラの防水層はすぐに破れます。安すぎる見積もりには、必ずこうした「カラクリ」があるのです。




■施工不良を招く最大の元凶は「丸投げ」にあり

なぜ、プロであるはずの業者がこれほど初歩的な手抜きをするのでしょうか?

職人の個人的な資質ももちろんありますが、それ以上に建設業界特有の「多重下請け構造」が大きく関係しています。



・「安く請け負わされた下請け」の悲劇


あなたが発注したリフォーム会社や管理会社(元請け)は、工事の大部分を別会社(下請け)に外注することがほとんどです。

この際、過度な価格競争によって受注金額が下がると、そのしわ寄せはすべて末端の職人にいきます。

「こんな安い金額じゃ、まともに材料を使って時間をかけていたら赤字だ」

追い詰められた下請け職人は、生き残るためにやむを得ず「工程を省く(手抜きをする)」選択を迫られます。これが、施工不良がなくならない構造的な理由です。元請けの営業マンは現場を見に来ないため、誰もその手抜きを止めません。




■【解決策】株式会社オーエス技研にお任せください

「手抜き工事のリスクをゼロにしたい」

そうお考えなら、中間マージンを排除し、職人が適正な環境で腕を振るえるオーエス技研株式会社にご依頼ください。

私たちは、この業界では稀有な「完全自社職人による直接施工」を行っています。



・なぜ、オーエス技研なら施工不良が起きないのか?


私たちの現場には、「元請け」と「下請け」という利害関係の壁がありません。現場調査から見積もり、施工、アフターフォローまで、すべて自社の社員が一貫して責任を持ちます。


ごまかしの一切ない「正直な施工」: 自社の看板を背負った職人が作業するため、見えない下地処理や重ね塗りの乾燥時間を徹底的に守ります。

技術力の担保: 私たちは次世代への技術継承・人材育成に力を入れています。アルバイト任せの業者とは違い、熟練の技を持つプロフェッショナルが担当します。

適正価格で最高品質を: 丸投げのマージンが発生しない分、予算をすべて「材料費」と「技術費」に充てることができます。


「安さ」だけで選んだ結果、数年後に再工事となれば、最終的なコストは何倍にも膨れ上がります。

一度の工事で、今後10年、15年と建物を守り抜く。それがオーエス技研のお約束です。


確かな技術で建物を守る。オーエス技研の防水工事




■まとめ:施工不良は「業者選び」の段階で防げる


最後までお読みいただきありがとうございます。

屋上防水の施工不良は、運が悪かったから起きるのではなく、起きるべくして起きています。

見積書の金額(安さ)だけに目を奪われると、その裏にある「手抜きの動機」を見落としてしまいます。大切な資産であるマンションを任せるなら、「誰が」「どのような想いで」工事をするのかまで確認してください。


「今の見積もりは適正なのか?」「他社の施工内容に不安がある」といったご相談も承っております。

セカンドオピニオンとしても、ぜひオーエス技研の無料診断をご活用ください。あなたの建物を守るための最適なプランを、プロの視点でご提案いたします。


無料診断・お見積もりのご相談はこちら