【放置厳禁】屋上防水のトップコートのはがれは放置NG!ビル管理者のための対処法

皆さん、こんにちは。東京都小平市を拠点に、地域密着で防水工事や外壁補修を手掛けているオーエス技研株式会社です。


屋上の点検中に、床の表面がペラペラと剥がれているのを見つけて不安になったことはありませんか?結論からお伝えすると、トップコート(表面の塗料)のはがれは、防水層本体がダメージを受け始める危険なサインです。決して放置してはいけません。


この記事で得られる3つの重要ポイントは以下の通りです。

  • トップコートのはがれやチョーキングは、防水層の寿命を縮めるサイン
  • 放置すると、大規模な防水改修工事が必要になり修繕コストが増大する
  • DIYでの安易な補修は再発や被害拡大を招くため、プロの現地調査が必須

手遅れになって多額の費用がかかる前に、正しい対処法を順番に見ていきましょう。




■ 屋上防水の「トップコート」とは?その重要な役割

トップコート自体には、実は水を通さないという防水機能はありません。しかし、紫外線や風雨に弱い防水層本体を保護する、いわば「日焼け止め」のような極めて重要な役割を担っています。



・防水層本体を紫外線や熱から守る保護機能

ウレタン樹脂などで作られる防水層の本体は、水には強いものの、太陽からの強力な紫外線や熱には非常に弱いという弱点を持っています。直射日光に晒され続けると、ゴムのような弾力が失われ、ひび割れを起こしやすくなってしまうのです。


そこで、一番上の層に「トップコート」と呼ばれる保護用の塗料を塗ります。このトップコートが身代わりとなって紫外線や熱を受け止めることで、その下にある防水層本体の寿命を長く保つことができるという仕組みです。



・歩行による摩擦や汚れを防ぐ美観の維持

トップコートには、もう一つの重要な役割があります。それは、人が歩いたときの摩擦や、ホコリ・泥などの汚れから防水層を守ることです。


トップコートが塗られていないと、靴の裏に付いた砂などで防水層が削れてしまったり、汚れがこびりついて見栄えが悪くなったりします。つまり、建物の美観を維持し、物理的なダメージを防ぐための重要なバリアとして機能しているのです。




■ なぜ屋上防水のトップコートははがれるのか?主な原因

トップコートのはがれは、経年劣化によるものが大半ですが、施工時の下地処理不足や、水たまりといった外的要因が原因となることもあります。



・紫外線や雨風による経年劣化(加水分解など)

最も一般的な原因は、長期間にわたる自然環境からのダメージです。トップコートは毎日、紫外線や酸性雨、激しい寒暖差に耐え続けています。時間が経つにつれて塗料の成分が分解され(加水分解など)、少しずつ柔軟性や接着力が失われていきます。


表面を指でこすったときに白い粉が付く「チョーキング現象」が起きていたら、それは塗膜が限界を迎え、はがれやすくなっている証拠です。一般的に、トップコートの寿命は5年〜7年程度と言われています。



・施工不良や水たまりなどの外的要因

自然な劣化以外にも、はがれを早める要因があります。例えば、前回の工事の際に、汚れをしっかり落とさずに塗ってしまったり、プライマー(接着剤の役割を果たす下塗り材)の量が不足していたりすると、塗料が定着せずに数年でペロリとはがれてしまいます。


また、業界で一般的に見られるのが、「水たまり」が原因でトップコートが早期に傷むケースです。床の傾斜(勾配)が悪く、雨上がりにいつまでも水が残っている場所は、塗膜が常にふやけた状態になるため、乾燥している部分に比べて何倍も早く劣化し、はがれてしまいます。




■ トップコートのはがれを放置するとどうなる?

はがれを放置すると、保護を失った防水層本体が直接ダメージを受け、急速に劣化が進みます。結果的に雨漏りが発生し、建物の躯体まで傷める致命傷になりかねません。



・防水層本体のひび割れと雨漏りの発生

トップコートがはがれた部分は、紫外線が直接防水層本体に突き刺さる状態になります。日焼け止めを塗らずに真夏の海にいるようなもので、ウレタンゴムなどの防水材はすぐにカチカチに硬くなり、亀裂や破断(裂けること)を引き起こします。


防水層にひび割れができると、そこから雨水が建物内部へと容赦なく浸入します。これが、室内の天井や壁にシミを作る「雨漏り」の直接的な原因となります。表面の薄い塗膜のはがれが、やがて建物全体を脅かす事態に発展するのです。



・修繕コストの大幅な増大(塗り替えか全面改修か)

はがれを放置することは、経済的にも大きな損失を生みます。トップコートのはがれに早く気づき、表面の塗り替えだけで済めば、費用は比較的安く抑えられます。


しかし、放置した結果として防水層本体がダメになってしまうと、既存の防水層をすべて剥がして、下地から新しく作り直す「全面改修工事」が必要になります。こうなると、撤去費用や廃材処分費もかさみ、修繕費用が数倍に跳ね上がってしまいます。修繕積立金を大きく圧迫する前に、早めの対処が不可欠です。


どのような状態か不安な場合は、プロの目で確認してもらうのが一番です。

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■ 絶対NG!トップコートのはがれをDIYで補修する失敗例

「少しはがれているだけだから」と、市販の塗料やコーキング材で自己流の補修(DIY)を行うのは非常に危険です。かえって状況を悪化させ、次の改修工事の費用を上げる原因になります。



・相性の悪い材料を塗って防水層を傷めるケース

ホームセンターで安く手に入るシリコン系のコーキング材や水性塗料などを、はがれた部分に塗ってしまうケースがよくあります。しかし、既存のウレタン防水などと相性の悪い材料を塗ると、塗料が弾かれて全く密着しないばかりか、化学反応を起こして元の防水層をドロドロに溶かしてしまう危険性があります。


また、シリコン材からは油分が染み出し続けるため、その周辺一帯がヌルヌルになり、後からプロが正しい塗料を塗ろうとしても弾いてしまう「オイル汚染」という深刻な問題を引き起こします。



・次回の本格改修時にDIY材の撤去費用が上乗せされるリスク

DIYでとりあえず穴やはがれを埋めたとしても、専用の高圧洗浄機で汚れやコケを落とし、正しいプライマー(接着剤)を塗るという「下地処理」を行っていなければ、数ヶ月ですぐに再剥離します。


さらに厄介なのが、いざプロの業者に本格的な改修を依頼したときです。業者は新しい防水層を作る前に、あなたが塗った不適切なDIY材をすべて削り落として撤去しなければなりません。この撤去作業には多大な手間と時間がかかるため、その分の費用が見積もりに上乗せされてしまいます。結果的に、自分で手を出したことで高くついてしまうというケースは珍しくありません。




■ よくある質問

Q1:トップコートの塗り替え時期の目安は何年ですか?

一般的に5年〜7年程度が目安と言われています。ただし、日当たりや水はけの状況によって劣化スピードは変わるため、年数だけでなく表面の「色あせ」や「チョーキング(触ると白い粉がつく状態)」が見られたら点検のサインです。


Q2:はがれている部分だけを部分的に塗ってもらうことはできますか?

物理的な衝撃(物を落とした等)による局所的なはがれであれば部分補修も可能ですが、経年劣化によるはがれの場合は、他の部分も保護機能が低下している可能性が高いため、屋上全体の塗り替えを推奨します。


Q3:トップコートを塗り直せば雨漏りは直りますか?

直りません。トップコートはあくまで「防水層の保護材」であり、水を通さない機能はありません。すでに雨漏りしている場合は、その下にある防水層本体が破断しているため、本格的な防水工事が必要となります。




■ まとめ

屋上防水のトップコートのはがれは、「まだ大丈夫」ではなく「本体劣化のカウントダウン」の合図です。被害が防水層本体に及ぶ前にプロに調査を依頼し、適切なタイミングで塗り替えを行うことが、最大のコスト削減に繋がります。


オーエス技研株式会社は、東京都小平市を拠点に一都三県で防水工事を手掛ける専門業者です。国家資格である「防水一級技能士」が在籍し、完全自社職人による施工で高品質・適正価格の工事を提供しています。トップコートの塗り替えから全面改修まで、建物の状態に合わせた最適なプランをご提案します。


「うちの屋上のトップコート、塗り替え時期なのかな?」と迷ったら、まずはオーエス技研の無料建物診断をご利用ください。プロの目で劣化状況を正確に判断し、今すぐ工事が必要か、まだ様子見で良いか正直にお伝えします。

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